
吉田山荘の玄関
玄関左手ステンドグラス
直弧文鏡の背面文様

壁面に埋め込まれたステンドグラス
■ステンドグラス
当山荘の玄関左手の丸いステンドグラス
(直弧文鏡の背面文様)や、応接間や花の間に見られるステンドグラスは、古墳時代の銅鏡の背面文様が原形でございます。
この銅鏡は明治18年に奈良県の新山古墳(広陵町大塚)から出土したもので、古墳時代前期(4世紀頃)のものと思われます。現在は宮内庁に所蔵されており、直線と弧線を複雑に組み合わせた文様ということから「直弧文鏡」と呼ばれおり、古墳時代前期〜中期(4〜5世紀)の出土品にしばしば見られるものです。新山古墳からは、このような文様がつけられた銅鏡が3面出土していますが、鏡にこのような直孤文をつけた例はあまり無いそうでございます。
当山荘のステンドグラスの場合は、同心円状の中間部に内向きに弧を連ねた「連弧文」(又は「内向花文」とも呼ばれます。)が巡っており、中央部の紐掛けの突起の周囲にも四葉形の座(「四葉座(しょうざ)」)があり、最もデザインに優れているものとされております。外側と、内側の一部の文様帯が、片仮名の「フシミ」にも通じることから、ステンドグラスに採用されたものと思われます。
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■建築

表唐門
吉田山荘の建物は、東伏見宮別邸として建てられた「和」と「洋」が見事に組み合わされた文化財的な存在といえます。建物の外観は総桧造りで重厚な存在感にあふれ、屋根瓦には御皇室ゆかりの「裏菊紋」があしらわれており、「和」の情緒を感じさせてくれます。そして内装ではフシミ(伏見)とも読み取れるステンドグラスや、簡素な書院造りのお部屋があり、オリエンタリズムとモダニズムが融合している空間になっています。
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皆様がおくぐりになられました表唐門は、宮大工棟梁で文化功労者の西岡常一(にしおか・つねかず)氏により1932年に建てられました、京都市内で唯一の作でございます。威風堂々とした立ち姿は、元宮家別邸である高貴で瀟洒、且つ重厚感溢れる本館への入り口にふさわしく、氏の業と智恵を余す所なく今に伝えるものとなっております。
▼名匠・西岡常一氏略歴のご案内
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