直弧文お箸置き / Cyokko-mon chopstick rest

玄関をお入り頂きまして左手に、丸いステンドグラスがご覧頂けます。この原形は、古墳時代の銅鏡の背面文様でございます。この銅鏡(直径27.6cm)は、明治18年に奈良県の新山古墳(広陵町大塚)から出土したもので、古墳時代前期(4世紀頃)のものと思われます。現在は宮内庁に所蔵されております。直線と弧線を複雑に組み合わせた文様ということから「直弧文鏡」と呼ばれ、古墳時代前期~中期(4~5世紀)の出土品にしばしば見られるものです。新山古墳からはこのような文様がつけられた銅鏡が3面出土していますが、鏡に直弧文をつけた例は、他にはあまり無いそうでございます。当山荘のステンドグラスの場合は、同心円状の中間部に内向きに弧を連ねた「連弧文(れんこもん)」(または「内向花文(ないこうかもん)」とも呼ばれます)が巡っており、中央部の紐掛けの突起の周囲にも四葉形の座(「四葉座(しょうざ)」)があり、最もデザイン的に優れているものとされております。外側と、内側の一部の文様帯が、片仮名の「フシミ」にも通じるということから、ステンドグラスに採用されたものと思われます。古代悠久の流れと、高貴な香りの融合をお楽しみ下さいませ。


直径約4.3cm 1個 1,296円/JPY 税込/Tax in